制作日誌
金継ぎを始めた。割れた陶磁器を漆でくっつけ、金で化粧して、割れたところをわざと目立たせるようにつくろう、趣ある修繕方法だ。 したいと思ったのは五年以上前、麺用のどんぶりの縁を小さく削ぐように欠けさせてしまったとき。夫と暮らし始めた当初はお互…
なんと本文に使っていた紙があった。紙だけでなく、ちゃんと印刷までされていた。切れば使える。 このA4一枚で一冊ぶん。 なのにこれを発見する前に、おりがみの折丁におもしをのせて一日落ち着かせ、小口の裁断をするのに小一時間かかりとまさに徒労をやっ…
昨日、偉そうに「洋紙には目がある」と書いたというのに、まんまと目を逆にしておりがみで折丁を作ってしまった。この紙は廃棄。正方形の紙は間違えやすいな。目の方向と並行の線を薄く鉛筆で書いておくべきだ。 やはり両面おりがみは一枚が厚いので、ひと折…
昔、作業場にしていた実家に戻れば、本ブローチの本文として使った紙もあるだろうと思うが、遠いのでなるべく行きたくない。 手近にある紙でなんとかなるだろうかと、両面おりがみとお花紙を折丁にしてみた。 洋紙には目というものがあり、本や冊子にすると…
制作日誌をふだんの日記とは別に書いていくことにする。 本やzine、最近興味のあるテクニカルイラストレーションを鑑賞するために抜き出してコラージュしたものといった、ビジュアルにうったえる制作に関する記録のつもりだ。完成したものだけでなく、制作途…