飄々・計画・お手本

雨のため、朝起きられなかった。午前中はだいたい骸、よくて木偶の坊である。

生理も半ばを過ぎたので、午後からは持ち直してきて、本を読んだり料理をしたりできた。

執筆はできていない。原稿用紙6枚の小説の応募〆切は明後日。

べつに気が向かなければ応募したとか言わなければいいし、万一落選しても言わなきゃいいし、予選を通ってもRTだけで言及しなくたって当然許されるし、目についた他人のを気楽に読んで面白かったのを面白かったと言えばいいのであって、全部読まなきゃとか的を射た感想を言って一目おかれなきゃとかいう欲は変に心を蝕むだけだし、コミュニティの人たちと意見を交わしたりワイワイやらなければいけない決まりもないのだし、好きに書いて好きにやればいいのだ。なにも深刻なことはない。失われるものもない。なにか得られたからといって、義理立てする必要もない。時間がたてばすべてのものはなくなる。

書けたから寄ってきたひとたちなのだから、書けなくなったら離れていく。あたりまえだ。

夜はこのように飄々とした気持ちになれているが、午前中は寂しいよう寂しいようと泣く妖怪のようだったので、自分の感情なんてものは重大に扱う必要がないのではと思う。

 

やりたいことをリストアップしたら、全てのことを日に30分から1時間程度やるとして、7時間は必要なことがわかった。

働いていたら、これはできない相談だ。

しかし、わたしは、働いていない!

すぐに疲れてしまうのでそんなに全部できやしないだろうと思うが、計画はしてみるもんである。

そう思ってやりたいことのために本を図書館で予約したり、アマゾンで買ったりした。

 

この日記にはお手本があって、panpanyaさんのコミックスに挟まれている日記や、フジモトマサルさんがご自身のウェブサイトで時々書いていた日記がそれである。

日常での個人的なこだわりや見つけたささやかなことを書いていて、視点に特有のものがあり、どれもおもしろい。

今のところこの日記は、心の不安定な人間のぼやきが8割を占めていて、変化にも個性にも乏しい。

ほんとうに誰も見にきていなくても、クローズドな日記を書くのとは、ちょっと心持ちが違う。素顔ではなく、日焼け止めくらい塗っている感じ。もしかしたら外からの影響があるかもと警戒する膜で、素顔の日記を覆っている。