北向き・ステーキ・停滞

今日は13時まで寝ていた。

起きるや否や首が痛く、同時に退屈だという気分に襲われる。

10月になったというのになんだか暑い。とくに二階は屋根から温められるせいで、晴れているとより暑く、空気もこもりがちなのか居心地が悪い。なんだかんだ言って唯一の北向き、しかも道路向きの部屋が一日中ほどよく光も入るし気温もちょうどよいし過ごしやすい気がする。この家は二階にリビングダイニングと風呂や洗面室があり、北向きの部屋は階段の途中の中二階、一階は和室とライブラリーにしている洋室が一部屋ずつある。

居室は南向きで光をとりいれ明るく、というのが家を建てるときの定番だとは思うが、窓から見える景色に抜けがあるのなら、わたしとしては北向きの部屋はとてもいいように思う。

 

昨日の夕飯に、いつもよりワンランク高いステーキ肉を買ってきて貪り食べた。

肉を食べるとげんきになるだろうと思っていたのに、その後、午前4時くらいまで起きてしまっていたせいか、今日は起きたときから疲れている。

こういう日はひととおりの身支度をして、洗濯や片付けを少しするともう薄暗くなっていて、一日を無駄にしたなあと嘆息する。

 

小説を書こうと思っているが、一行書いて手が止まった。

上限は原稿用紙6枚なので、書ける人はさっと書き切ってしまう分量だし、わたしもこれくらい普通に書けるという時期もあった。

しかしもう一年以上まともに書いていない。去年の同じ時期に同じ分量のものを書いて、それ以降なにも書いていなかった。個人的な数行の日記すら止まり、その日記帳は10年日記なのだが、空欄が続いて寂しくなっている。

久しぶりにこうやって文字をキーボードで打ち込んでいて、これが5日目。

自分のなんらかの創作(小説に限らず)の日報にするつもりだったが、創作していないので生活雑記というのか、思いつく駄考を書き連ねているだけになってしまった。

それでもなにも書いていないより、なにか積み重ねているものがあるので進んでいるのかもしれない。自分でもうんざりするほど停滞が長い。

ちょっと制作して発表して、なにかしらの評価をもらって、すると満足するのか燃え尽きるのか、次の一歩が出なくなる。ずっとそう。動機が他人の目だけだからだとか、飽きっぽいとか理由を探してみるが、理由が見つかっても、というか理由を見つけた! というユリーカはいっさいなくて、だから解決策を検討するのも試行錯誤するのも面倒くさくなって、停滞を重ねる。

ずっと続けていることがありますかと聞かれたら、停滞です、って答えるのがよさそう。